親愛なる君へ

僕がどうして急に こんなのものを書こうと思ったのか

きっと、君には分からないでしょう。

僕が、少しでも君に 何かを残したかったのです。

何時 死んでしまうか分からない そんな世の中だから、僕は筆を取りました。

可笑しいと思わないで下さい。

こうして この手紙が、君に読まれていると云うことは

僕はもう 君の居る世界には居ないという事なのだから、

そう間違った思い付きでは無かったでしょう?


君に一つ、お願いがあります。

僕が死んだら、どうか僕の身の回りにあったものを 全て焼き払って下さい。

僕が写る写真も、君に送った手紙も 全てです。

君がまた、新しい恋を見つける事が出来る様に 

僕の気配を消して欲しいのです。

もし、僕が君の記憶から消えてしまっても、僕が君との思い出を全て憶えています。

僕は、いつでも 君の側にいます。

そして君が、困難な状況に立ち止まってしまった時 また歩き出せる様

少しだけ背中を押してあげたいと思います。

どうか泣かないで下さい。

君には、何時も笑っていて欲しいのです。

今まで、僕の側にいてくれて ありがとう。

僕は、この先もずっと 君だけを愛しています。

どうか君が、末永く幸せで居られます様に。



 (070817 僕の心を、この一通に託して。)