「馬鹿ねぇ、アナタ。またそんな事して」


あぁ、そうだよ分かってる。

痛いのは僕だけ。


「そうやって私の気を引こうと努力しているのでしょう?」


そうだよ、そう。

一瞬でもいいよ。

その眼に僕が写るなら。


「残念ね。私、何にも感じないわ」


死んだって、構わない。


081215 (切り裂いた手首の理由)